2003年12月号 日経Masteas[マスターズ]〜特集記事・・・・マスターズ流“不良のすすめ”
今こそ「好き」に生きる
日経PBで発行している「ダイレクト宅配」雑誌で、月間約50,000部の発行数があり、読者層はマスターズ世代、50歳代からハイエイジ世代が構成していると編集部の談です。取材を受けたのは11月中頃でした。
それでもオレはバイクに乗る

瀕死の事故2回、破壊車両7台という苦い体験もものともせず、現在も、3台のハーレーをTPOに分けて走らせる。10代からのバイク歴が40年を超えたあずま進一さん(58歳)。外見は、「不良」そのもの。が、そこには、遊び心のコツがあり、若さを保つ秘密があり、さらに、独自の哲学がある。

178センチの長身にスキンヘッド。高校時代と変わらぬ体重を維持する肉体はとても58歳とは見えない。ハーレーのオーナーになってから結成したツーリング・クラブ「ハーレーなかよし倶楽部」(サイト名は晴旅人尊塾)を率い約20年。年に10回近くのツーリングを行う。昨年は、ピンクのポルシェ911も購入。「ツインピンクス」と名付け、親友とおそろいの愛車で流す。
相当な資産家の不良かと想像するが、
「現在、勤める出版社の営業は20年。年収も人並み、親からの資産もない。そんな僕でも、憧れのハーレーを、そしてポルシェ911の走りを楽しめるように。人生は、考え方や生き方次第では?」。
中学2年から(当時は14歳から許可証が発行)親の持つ50CCに。高校時代にバイトして買ったバイクだけが新車で、それ以降は中古車。技術者だった父親譲りのメカ好き、研究熱心。「仕入れる」時の姿を一変させる熱意が、庶民が高級車を楽しめる秘密のよう。
「とにかくゴロ寝することはない。『面倒』という言葉も大嫌い。考えるよりまず行動するタイプ。失敗してもくよくよしないし、間違っていれば謝ることも厭わない」
カーブでアクセルを踏み込むという無謀もしたし、大事故にも遭った。が、爽快さとツーリングで出会う風景は捨てがたい。のみならず、格好いいバイクに乗るための自分の「整備」をも続けている。モデル並みのスタイルは、日々のトレーニングのたまもの。頭を含め九度もメスを入れた経験を持つ「虚弱な」身体の健康管理もおこたらない。バイクに乗るときの服装のスタイリングにもこだわり、楽しむ。しかし、すべて、情報力と行動力で工夫し、安易に高い買い物はしない。51歳から始めたというパソコンも、今では玄人はだしで、あずまさんの情報収集力に拍車をかけている。
「クラブのメンバーの半分は、創設当時からで、僕と同世代。今でも、ツーリング前日は眠れないという人も多い。いつまでも少年みたいなのがバイク乗りの共通点かな」。
大型バイクに乗っていても、美しい風景は必ず写真に撮る。脳に「感動」を与え続けているせいか、一度倒れてから受けている脳MRIでも、30代並みだという。
「三浦雄一郎さんの100歳のお父さんを見習って人生100年というのが僕の考え。そのために、心も身体も鍛え続ける」。
最も不良していた時代は、と聞いてみたら、「常にその日、その時がピーク」との答え。「不良少年」の辞書に「還暦だから」という言葉はない。


キャプション>>
1988年型FLHTC。15年で40,000km近くの走行だが依然快調。自分自身も含めたスタイリングも楽しむ。
晴旅人尊塾 http://www.hdj1.com     ピンクポルシェツインピンクス

高トルク、ハイパワーのエボルーションエンジンはハーレー独特の味。マシンだけでなく、五感の全てを開放して楽しむのがあずま流だ。

今まで買ったハーレーは全て中古。自らで新品同様に。メカ好き、研究好きのあずまさんにとっては、整備も至福の遊びの時間なのだ。
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他の出版社でも取材を受けました。
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