ferrari328/1989models/U.Sversion
排気ガス規制そして安全性で厳しい基準のUS仕様
ユーザー車検が容易なJPorUS仕様の「青328」を求めてやっと見つけたが・・・・・・
2007年8月、1989年の最終型328GTSを試乗したレポより抜粋(内外出版より)
20年程の経年車が、ごく最近にこのようなレポされるとは“驚き”です
街中の走りを余裕でこなし、フルスロットルを与えると7000回転オ−バーまでよどみなく回りきる。しかも4500回転を超えてからのサウンドは官能的だ。
328GTSはルーフが簡単に外せる。オープンにした状態だとさらに気持のよい音色を奏でる。これはGTSだけの“特権”と言えるだろう。ドライバーだけでなくパッセンジャーも身震いするほ愉しい。パンチ力は「308クワトロバルボーレ」を大きく凌ぎ、実用域のトルクも厚味がある。クラッチなどの各部操作系も扱いやすいから、実力を引き出しやすい。
チューブラー・フレームに4輪ダブルウィッシュボーン/コイルのサスペンションを組み合わせ、ブレーキは前後ともにベンチレーデッドデスクだ。高速直進安定性は素晴らしいし、ワインディングロードも矢のように駆け抜けられる。フェンダーの峯の先を目安にステァリングを切れば、狙ったラインに寸分の狂いもなく乗せることができた。デビューから10数年の年月が経っているが、操る楽しさは格別だ。箱根のワインディングロードを1日中走っても飽きない。ステァリングを握るたびに感動できる珠玉のスポーツカーだ。
初期モデルは乗り心地に粗さが見られたが、年を追うごとに快適性を高めた。行きはアグレッシブに、帰り道ではリラックスして走れる数少ないフェラーリだ。1989年に後継のフェラーリ348GTBにバトンを託したが、一緒に並んでも負い目は感じなかった。この“気高い美しさ”は21世紀の今もまったく色あせていない。
確かに乗りやすく頑丈で、普段の足としも充分に活用できる328です
徳大寺有恒思い出の1台より
あなたの車体番号は?車体番号の見方
  328仕様  ボデイスタイル1975年からの308と基本的に変わらない。
車名 フェラーリ 328GTB (GTS)
分類 ヨーロッパ仕様 日本仕様 北米仕様
生産年 1985〜1988
ボディ
全長 (mm) 4255 4285
全幅 (mm) 1730
全高 (mm) 1128
ホイールベース (mm) 2350
トレッド /F (mm) 1485 1473
トレッド /R (mm) 1465 1468
車量重量 (kg) 1263 (1273) 1422 (1435)
エンジ
型式 F105C F105C040
形式 水冷V型8気筒 DOHC 4ヴァルブ
ボア (mm) 83.0
ストローク (mm) 73.6
総排気量 (cc) 3186
圧縮比 9.8:1 9.2:1
最高出力 (EEC) 270ps / 7000rpm 260ps / 7000rpm
最大トルク (EEC) 31.0kg / 5500rpm 29.5kg / 5500rpm
燃料システム ボッシュKE3-ジェトロニック
燃料タンク容量 (L) 74
スイス仕様〜エンジン形式‐105C046、出力‐255ps/7000rpm、トルク‐28.0/5500rpmヨーロッパ仕様でもアメリカ以上の厳しい排気ガス規制により馬力、圧縮比は別物
トランスミッション
駆動方式 エンジン横置き MR
ギアボックス ZF社製5段MT
変速比 1速 1:12.670 1:13.4259
 〃   2速 1:8.719 1:9.2401
 〃   3速 1:6.274 1:6.649
 〃   4速 1:4.610 1:8.870
 〃   5速 1:3.407 1:3.611
最終減速比 17/63 16/65
ステアリング
形式 ラック・アンド・ピニオン
ロック 3.25回転
最小回転半径 (m) 6.0
サスペンション
フロント ダブル・ウィッシュボーン+コイル /スタビライザー
リア ダブル・ウィッシュボーン+コイル /スタビライザー
ホイール+タイヤ
フロント 7J X 16+205/55VR16
リア 8J X 16+225/50VR16
328のマイナーチエンジ変遷
1975年〜308GTBの誕生
ディーノ246GTの後継車として1975年にリリースしたのがピッコロフェラーリの308GTBだ。その後数度の変更を繰り返し、1985年には「大胆なマイナーチエンジ」を断行、ボアを広げストロークを伸ばして3186tの新エンジンを搭載した。基本的なフォルムは変わっていないが、308から328となりドライバビリティ向上は目を見張るものとなった。
1985年308から328となるが、328は308の完璧なる発展型!である。
1987年〜車体番号71595より室内のドアノブが変わり扱い易くなりました。
変更後
1988年〜車体番号75929より外側ドア取っ手に黒のゴムパッキンが装着
変更後
1988年〜車体番号76626より後期型となる。前期、後期の分りやすい見わけ方
前期型のホイールは奥まっているのですぐわかる
車体番号 76625 までを前期76626以降を後期
1988年〜車体番号76626よりサブフレームサスペンション取り付けの幅が変更、サスアームの延長
1988年〜車体番号77451よりステアリングコラム取り付け位置変更、位置が10mm高くなる
1988年〜車体番号78613よりダンパーが「コニ」から「ビルシュタイン」に変更    
1988年〜車体番号79177よりABS標準装備(50s以上の重量がある)
1989年〜製造最終年・・・・348GTBにバトンタッチ
 日本&北米仕様ヨーロッパ仕様の外観の違い
 日本&北米  ヨーロッパ仕様
リヤバンパーにはルーバー5本、そして触媒の放熱用「穴」が!そのワケとは? 放熱の「穴」は無く、バンパーの幅も小さく重さも少ない。日本仕様と比べ安全性は劣る。
リヤバンパーは大きく重く形状は異なります。日本&北米仕様には排気ガス対策の為の「触媒」が装着され、その熱を逃がす為の「放熱穴」と、エキパイの形状も違い、その目隠しで「ルーバーの本数」を5本に変えてます。当然、バンパーの厚味、幅と日本&北米仕様では大きく、重い

ヨーロッパ仕様はバックランプが左右に装着されている。
ルーバーは3本でバックランプを装着
 フロントバンパーが張り出している  張り出し具合が小さい
前後バンパーはヨーロッパ仕様に比べて「安全基準の厳格化」で厚く重く出来ています。

日本&北米仕様ヨーロッパ仕様160sの差!でも分るように北米&日本仕様はより安全に、そしてより環境にと言う点で、排気ガス対策、そして安全対策と力点が置かれている分、ヘビイで160sの差となります。やはりABS搭載による「安全さ」はその代償として重さに反映され、数十年前でも時代が要求したものと考えます。(最新式の車はこれが当たり前)
北米仕様日本&ヨーロッパ仕様と、外観の違い!安全基準の厳格により、外観が異なる
 ウインカーとポジションランプのレンズの色が異なる
 ウインカーとポジションは同色  ウインカーとポジションのレンズの色が違う
 認知性で4隅にサイドマーカー、北米仕様はこれも安全性!
 長方形のサイドマーカーが4隅に  丸い小さなサイドマーカー
 4隅でも確認し易いように「角張った形状」のミラー。これも北米仕様の安全基準
 ミラーの形状が角張っている  ミラーは砲弾型
外観の異なる箇所は上記のとおりであるがそれ以外は「日本仕様と北米仕様」は同じ
日本仕様は外観について「フロントウインカーレンズとサイドマーカー及びミラーのみヨーロッパ仕様と同じ」ですが、それ以外の仕様は「北米仕様」と同じで、衝突時の安全基準に基ずいたバンパーの構造材、そしてABS搭載等で重量も北米仕様そのものです。
ヨーロッパ仕様の中でもスイス仕様があり、さらなるパワーダウンとなり世に出ています。
同じくヨーロッパ仕様でもドイツ仕様は左右の空気取り入れ口に「網」が付く
中東のドバイ仕様は北米仕様と「サイドミラーの形状が同じ」で四角
Ferrar328
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