Harley-Davidson Jyuku
晴旅人尊塾
旅人はお天道様を敬い尊び、晴れた日を最高!と歓喜し雄たけびをあげる
貴方のバイクも!・・・・・・2
クラッチハウジングであるプライマリーケース内のオイルは抜けて、水が出てきた。それは京都の帰り道、下仁田インター付近で大雨に合い、抜けたオイルの代わりに「水」が入り、油冷ではなく「水冷」でクラッチは冷やされ、焼け付きせず家に帰れたようだ。この現象は京都に着いた時から現れていた。それはすぐ後に付くバイクがオイルで汚れ、オイル漏れをしている!と指摘されていたからだ。その時はエンジンオイルが漏れているものと思い、その関連だけをチエックしプライマリー関係はチエックしなかった。
 まずは作業がしやすいように舟を外す。サイドカーがある分作業量が多いが、自分で修理するのは久しぶりで、気合が入らないと、中々出来ない。
 マフラーも外して、舟側からソレノイドやスターターも外せるよう段取りを付ける。最近は「3台のHarley」は故障が起きないので、ここまでの大掛かりな作業は何年ぶりだろうか。
 マフラー外してこれからプライマリーケース本体を外すところです。
 ここに穴が!
ケースとミッションの間にある1次チエーンプライマリーが、左右に動いて穴があく。
 その穴を拡大したところで、この穴からオイルは抜け、その代わり水が入り「水冷」で焼きつく事無く、また高速道路で殆んど「ワンギア」でクラッチ操作無しの為、無事帰れた。
 原因はプライマリーを締め付けている「ナット」が緩まないように、ロックするネジが緩んで抜け落ちていた。
 緩んだロックネジ。1次チエーンプライマリーはケースが壁になり、メーンシャフトから外れずに済んだ。しかしその壁を擦ったため、壁となったケースは「穴」が空いてしまう。
ケースを外しての写真
そのケースを1次チエーンプライマリーが「壁」として擦ってしまった側から見たところです。半分は当たっていて擦り削られた
 すり削られた「穴」が良くわかる。
前出ではクラッチ側であったが、この写真は1次チエーンプライマリー側から写したものだ。
こんな大きな穴があいてしまったらプライマリーオイルは全部抜けちゃう!しかし京都から520キロ良く走行不能にならず帰れたものだ!
Harleyのメカニックは「この箇所は定期点検箇所」になっており、定期的にケアを受けているバイクはしっかりと「増す締め」を行う。これは緩む場合が多いので、対策用パーツがプライマリーも含んでセット販売されていて、その対策用パーツを組み入れる事にした。また穴の空いたプライマリーケースは新品ですと95,000円で、これは溶接で穴埋めで補修をしてもらい、95,000円出費しないで済む。
ケアを受けないと
貴方のHarleyも同じ運命に!時々チエックをね。
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